箱型反復潜水後の高所移動

投稿日時2009/04/01 00:42コメント(14)トラックバック(0)カテゴリ安全潜水のすゝめ固定リンク編集削除
 無減圧潜水時間を守っているのに、原因は色々有りますが減圧症になってしまうことがあります。
意外と勘違いしているケースで、水深15〜19m前後に留まる長時間の箱型反復潜水(1日3本以上)が一番危ないのです。
ダイビング中には最大水深に意識が向きがちですが、平均水深に対する注意の方がむしろ大切だと言えます。
セルフダイビングは、ダイバー各々が減圧症に対する正しい知識を身につけ、ダイブコンピューターに頼るのではなく、自己管理するという意識がとても大切です。

一般的に、標高300〜400m以上であれば、車などによる山越えも高所移動に該当すると言われます。
伊豆の場合、伊豆スカイラインや箱根トーヨータイヤターンパイクを利用すると、標高700m〜1000m。
東名の御殿場付近でも、標高454m。このような車による山越えは、かなりの気圧変化が身体に加わることになります。
東名を利用したことによって減圧症を発症したと考えられるダイバーの数は少なくありません。
 
 水深15m〜19mあたりというのは無減圧潜水時間も長いので、エアーギリギリまで潜りがちです。  
テクニカルダイビングをしている方や、減圧理論に精通している方なら良く分かっていることですが、水深20m手前で減圧症に関わってくる組織は、ハーフタイムで言うと40分前後の組織です。
反復潜水になると、更に60分、75分前後の組織で減圧症のリスクが増してきます。
これらの組織は窒素の溶け込みもゆっくりですが、排出もゆっくりです。
ということは、許容窒素量の限界まで溜め込むと、たとえダイブコンピューターが示す無減圧潜水の範囲内でも、一触即発の危険状態になります。
浅い水深でも「遅いコンパートメント」は、殆どの場合、吸収方向へ計算されているのです。
そして、その「遅いコンパートメント」に窒素を溜め込むことが、減圧症予防の観点から危険なことであることを知っておいてください。
つまり、ちょっと浮上速度違反をしたり、ダイビング後に十分な間を開けずに高所移動をしたりすると、減圧症を引き起こす可能性が高くなるのです。

いつも残圧0で90分以上も潜っている773さん!! 気を付けてくださいね!
 って! 自戒を込めてのコメントでした。


この記事へのコメント
投稿日時2009/04/06 13:50固定リンク編集削除
773 さん、
こんにちは。ご無沙汰しておきながらこんな話題で登場でなんだか恐れ入りますが、途中で理解できなくなってしまったので、もし宜しければ、このあたりをもう少し説明頂けないでしょうか。もしくは「これでも読んどけ!!!」のオススメサイトとか。

> 水深20m手前で減圧症に関わってくる組織は、
> ハーフタイムで言うと40分前後の組織です。
> 反復潜水になると、更に60分、75分前後の組織で減圧症のリスクが増してきます。

これって、-20m 辺りに潜った場合、窒素を溜め込む組織が回復するには、40 分前後かかるよ、って意味?ですか?「ハーフタイムで言うと」のところが、私に歯ちょっとわかりませんでした。おバカですみません。

でもここで言われたかったのは、減圧症に関わる細胞として、ゆっくり窒素を溜め込む側の組織(そしてゆっくり排出する側の組織)のことを頭に入れておかなければならない、ということですよね?ちょっと纏めすぎ?
語弊もあると思いますが、ダイコンで OK なら OK、的な言い方をしてしまうことがありますが、実際はダイコンで No なラインは本来本当に No で、そこまでなら安全なのではなく、そこを超えるとアウトだと考えるべきだ、と言われたことがあります(超えなければ安全、という意味では無く)。ダイコンは便利ですし、こんなこと計算できるなんてすごい!と、感心してしまいますが、ダイコンが凄いだけでなく、使用する側が分かって無いとダメですよね・・・当たり前なんですけど。色々反省することアリ。
平均水深が浅いダイビングって、ほんと体が楽でいいですよね。こうやって説明頂くと、そうだよなー、当たり前なんだよなー、と思います。深く落とす場合でも、それまでのところで深度を取らないようにルートを確保しなければダメなんですよね。つい獲物を探して水底にいってしまう、私の反省、でした。
投稿日時2009/04/06 22:36固定リンク編集削除
1日、3本もぐって、3デコで、3本目には十数分の強制停止をしてる管理人さんってどーなんでしょ?
投稿日時2009/04/06 23:39固定リンク編集削除
>やーちーさん
けっこうこの辺はDMのマニュアルなんかに詳しく書かれてますよ。
なんかごちゃごちゃ書いてあってなかなか読む気になれませんが・・・

平均水深浅いと楽ですよね。なんか肉体的に疲れとか全然違いますし。
投稿日時2009/04/07 00:44固定リンク編集削除
やーちさん ゴメンなさいヾ(- -;) 
分かりやすく書いたつもりでしたが… 分かり辛かったみたいですね!
少し勘違いしてまして、ダイブテーブルを引くときの基本となるのでハルデーンの減圧モデルはOWで勉強していると思っていました。
確認したら詳しくはDMのテキストに出てくる項目でした。すいません(;^_^A

やーちさんの
>減圧症に関わる細胞として、ゆっくり窒素を溜め込む側の組織(そしてゆっくり排出する側の組織)のことを頭に入れておかなければならない、ということですよね?
…その通りです(o^-')b

>実際はダイコンで No なラインは本来本当に No で、そこまでなら安全なのではなく、そこを超えるとアウトだと考えるべきだ、と言われたことがあります。

…これも正解と言えば正解ですが、違うと言えば違うような感じです。
「ダイコンで No なライン」ってDECOの事を言っているのかな?
アウトってどのような事を想定していますか?⇒減圧症の事?

yuckeyさんの
>1日、3本もぐって、3デコで、3本目には十数分の強制停止をしてる管理人さんってどーなんでしょ?
…話がさらにややこしくなりますが、数十分の強制停止は何が問題と思いますか?
yuckeyさんが心配するように、ある程度本人も意識しますし、管理人さんのダイブスタイルですと早い組織のコンパーメントがM値を越えてしまいますが、ダイビング後どの組織に窒素がどれだけ貯まっているかを理解する事が重要だと言いたかったんですが…

ハルデーンの減圧理論を勉強する事はとても有意義だと思いますが、少しアカデミックに成りますが、皆さんがついて来てくれるなら少しずつ解説しましょうか?
皆さん関心があるかな〜? でもDMやイントラを持っていても勘違いしている人結構多いような気がします。
極端な話5mの安全停止中でも、窒素を排出している組織と、窒素を溜め込んでいる組織がある事を理解してください。
投稿日時2009/04/07 21:51固定リンク編集削除
やーちさん 更に理解不能に陥るかも知れませんが...

>>水深20m手前で減圧症に関わってくる組織は、 ハーフタイムで言うと40分前後の組織です。
>> 反復潜水になると、更に60分、75分前後の組織で減圧症のリスクが増してきます。

>これって、-20m 辺りに潜った場合、窒素を溜め込む組織が回復するには、40 分前後かかるよ、って意味?ですか?
・・・むっむ〜チョット違うような・・・ 窒素を溜め込む組織が回復する ⇒ ハーフタイム40分の組織が大気圧中における飽和状態に戻るなる状態でいうならば違います。
結論から言うと、ハーフタイム40分のコンパーメントで半分しか溶けていない窒素でも、浮上後の大気圧下でほぼ窒素が抜ける(過飽和⇒飽和)には40分×6=240分(4時間)掛かります。
なぜ?? 
気体の液体への溶け込み現象は過渡現象であり時間に対して指数関数的に溶け込みます。
過渡現象とは、最初の頃は、急速に溶け込むが、次第にゆっくりになり、飽和状態の直前では、ほとんど溶け込まなくなってしう現象です。
例えば、ハーフタイム40分のコンパーメントで考えて見ると、@40分経過で飽和までの半分が溶け込みます50%→A80分経過で飽和までの残りの半分が溶け込みます75%→B120分経過で飽和までの残りの半分が溶け込みます87.5%。この様な繰り返しだと理論上100%の飽和状態にはなりません。(ついて来てますか〜(^|0|^) オーイ!!)
その組織のハーフタイムがE回分経過(98.4375%飽和)すれば、ほぼ飽和状態と見なします。逆に減る場合も同じ考え方になるので6倍の時間が掛かるのです。

http://scuba-jp.net/modules/smartsection/item.php?itemid=4

自宅のPCが壊れているし、会社のはファイヤーウォールで弾かれるので良い参考文献が見つかりません(ノ_-。)
投稿日時2009/04/13 13:37固定リンク編集削除
ひゃー、色々書いて頂いておきながら、なかなかコメントできず、すみません!

> ダイコンで No なライン

これについては、デコ/デコじゃない、というよりも、「ダイコンで大丈夫だから大丈夫」の逆、って感じです。でもじゃあダイコンで大丈夫、って、どういう大丈夫?ですよね(笑)。という意味では、デコが出た/出てない、ではなく、減圧停止して戻ってこれる範囲を超えた場合、ということですかね。

ただですね、本筋から考えると、この話題はちょっと横道でしたね。すみません。デコは出さないほうが望ましいですが、出してしまった場合は、きっちりと消して上がること、浮上後に十分な休息を取ること、はもちろん必要だと思います。でもこの記事で言われたいのって、そこじゃないと思ったんですよね。
> 水深15〜19m前後に留まる長時間の箱型反復潜
に対する危険性の認知、ということだと思いましたので、出した時って自分でも気をつけるけど、出していない場合って「大丈夫」だと思ってしまいがちだよなー、って思ったんですよね。それで、そこに注目された記事を上げてくれた 773 さんに、読んでますサインを送ってみた、というのが、前回のコメントの主旨だったりしました。

> 極端な話5mの安全停止中でも、窒素を排出している組織と、
> 窒素を溜め込んでいる組織がある事を理解してください。

そうですね、そのことをつい忘れがちだと思います。だったら何が安全ナンダヨ!って言いたくもなりますが、そもそも海の中で異世界で、安全だと思っちゃいけないんでしょうね。あれ、今更?で、くどくどなりますが、その中で「安全」に遊びましょう、という。ね。矛盾した魅惑のスポーツですね、ダイビングは(苦笑)。でもできる限り安全に、でも楽しく、遊びたいです。

ところで最初の質問はですね。更に縮めますと

> ハーフタイム

って何?っていう質問でした。ハーフタイム・・・バスケ、サッカー、アイスホッケー・・・。ここで使われているハーフタイムの意味が捉えられず。
でも頂いた URL とこれで分かりました。

> ハーフタイム40分のコンパーメントで考えて見ると、
> @40分経過で飽和までの半分が溶け込みます50% →
> A80分経過で飽和までの残りの半分が溶け込みます75% →
> B120分経過で飽和までの残りの半分が溶け込みます87.5%。
> この様な繰り返しだと理論上100%の飽和状態にはなりません。

URL の内容、理解できるようになっておきます。ありがとうございます!

ハルデーンの減圧理論、もし 773 さんにお時間があれば、数回に分けて講義頂けると、私はとても嬉しいです。あ、まずは PC が直ってから?(笑)

> うっし〜
DM の勉強してたんだっけ!もしかしてもう取った?
> 平均水深浅いと楽ですよね
なんて言葉がうっし〜から出て、おねえさんは嬉しいよ黒ハート(笑)

> yuckey さん
はは、ぢつはすごーく考えられてたりしてますよね、あれ。さすが元祖ヘンタイの異名を取るだけのことはありますね。強いて言えば、あまりにもポーカーフェースでさらっと(がっつり)潜られるので、基準を周囲が勘違いしてしまう場合がある、ってのは、ある意味難点?ま、私も勘違いするクチですが(笑)。行動の裏にある思考について、自分で考えとかないとダメですよね。ああ、ダイビングって頭使う・・・もうやだ〜(悲しい顔)
投稿日時2009/04/13 14:49固定リンク編集削除
お〜長いコメント!(笑)あまりの長さに笑いました。

まだ取ってないですよ。今月来月くらいにはとれるかなっていう感じです。

投稿日時2009/04/13 17:00固定リンク編集削除
> うっし〜
以前から薄々気付いてたが・・・うっし〜、絶対私を小バカにしてるだろ!くっそー、次回は絶対短いコメントにしてやる爆弾
でも DM 頑張れよー。一番きついと言われている(はずの) DM、取得体験談、とか、掲載してみるのも面白いかもよ。
投稿日時2009/04/13 19:45固定リンク編集削除
してないですよ〜!

ただ書き込み見てて面白いなぁとは思ってますけど・・・
なんか真面目な内容が多いんですけど、なにかが面白い。いつもやーちーさんの書き込みには期待してます。

DM頑張りますよ〜
既にスタッフにぼろぼろに言われて、こないだ一人で湾内で練習してましたし。
器材脱着、レギュリカバリー、ウエイトベルト脱着などゲストにわかるようにやる練習です。

減圧症関係の勉強なら新潜水医学の本なんかもいいですよ。
難しすぎるので、読んでわかる範囲しか読まなかったですけど、いい勉強になりました。だいたいサービスに置いていると思います。



投稿日時2009/04/13 23:44固定リンク編集削除
あはは、ありがとう。よし、今後もうっし〜の期待に応えるべく、ガンバリマス手(グー) 新潜水医学か、標題からして既に手ごわそうだねぇ。でもせっかくなので、今度どこかでチラ見してみます!サンキュー☆
なんだかうっし〜宛のコメントばかりになってしまったけど(笑)、DM応援セールってことで!
ホームページ投稿日時2009/07/06 06:37非公開情報固定リンク編集削除
この手の話題が出たときには、
私、このURLの資料読んで〜
で済ませちゃってます (;^_^A アセアセ…

http://www.tusa.net/genatsu/genatsu.pdf

都市型ショップ利用してたころ、
DMランク目指そうって人なんかにDECOさえ出さなきゃいいんだよ〜とか、
DECO出したら減圧症になっちゃうんでしょ〜?なんて
言われた日にはがっかりしてました。

深度管理って窒素管理・ナビゲーションの両面でとても重要ですね。
セルフでリーダーやる皆さん、
潜水計画たてるときには深度プロファイルが模範的なグラフを描くような
コース取りしましょうね〜〜〜

(井田の現地ガイドさんとよく潜ってた頃、その深度プロファイルのきれいさにいつも感心してました・・・トオイメ)
浮上はゆっくりですよ〜〜〜
安全停止後も、1〜3mのところで何か生き物みつけて
その表情をじっくり観察するのも浮上速度を遅くするために有効かな。

最近、深度プロファイルがかなりいい加減な潜りかたしてるから
私も気をつけないとなぁ・・・
未だにあとからPCに取り込んで後からのチェックはしてるんですけどね・・・
後からじゃダメですね・・・ (;^_^A アセアセ…
投稿日時2010/06/28 21:44固定リンク編集削除
去年の記事ですが、良いサイトを見つけたので再浮上させますひらめき

サイト名:ルートラボ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/

伊豆で潜った後の帰り道や宿への移動で、おおよその標高は把握しているとは思いますが、このサイトでルートをたどっていくと正確な標高がわかります。

これからウェットシーズンで多くの人が企画に参加されると思いますが、安全第一exclamation×2
ドライバーの皆さん是非一度自分の移動ルートが高所移動となっていないか確認してみてください。

このサイトは日本全国対応しているので、最近活動が多い九州支部様も是非ご活用ください。
投稿日時2010/06/28 22:32固定リンク編集削除
ルートラボ、使えそうですね〜。

moguringにもこんな過去記事がありますので、コメントまで合わせて参照ください。
●道路の標高
 →けーさんの力作pdf(HYOKO.pdf)なんてのも。

●減圧症について

 ・・・私も読み返そうたらーっ(汗)
投稿日時2010/11/24 17:34固定リンク編集削除
教えてください。
RDP(レクリエショナルダイブプラナー)を詳しく説明してください。
m値 コンパートメント ハーフタイムがどう関係しているかを
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