【CPR 手順の変更】のお知らせ!チョッと古いですが(~_~;)

投稿日時2012/04/05 22:27コメント(5)トラックバック(0)カテゴリスキル固定リンク編集削除
CPRとは、心肺蘇生法の事で一般に救急救命のことです。
CPRには、我々が出来る1次救命(BLS)と、救命士や医師が行う2次救命(ALS)が有ります。
CPRは、アメリカの心臓協会(AHA)が国際的なエビデンスを基にガイドラインを示しています。
簡単に言うと、CPRに関する国際基準ですね。チョッと古いですが、AHA CPRガイドライン2005からガイドライン2010が示されています。
皆さんご存知だとは思いますが…整理をしますと次のようになります。
【変更点】
・圧迫のテンポ    約100回/分 → 100回以上/分
・圧迫の深さ(成人) 1.5〜2インチ → 2インチ(5cm)以上
【変更なし】
・圧迫を行うたびに胸壁が完全に戻るまで待つ 
・胸骨圧迫の中断を最小限にする
・過剰な喚起を避ける
@救助者が1人の場合、成人、小児、乳児に対する圧迫と人口呼吸の比率は30:2

【手順の変更】
 A-B-C(気道・呼吸・胸骨圧迫)から、C-A-B(胸骨圧迫・気道・呼吸)
 CPRの開始時に、胸骨圧迫までの遅延を短縮するために、2回の換気から始めるのではなく
 先に30回の胸骨圧迫を行うべきである。
 ☆これまでに CPRを学習した者全員の再教育が必要とされています。

(理由)最も高い生存率を示す心停止に対する対応は、年齢を問わず事故者に対する重要な要素は、初期の胸骨圧迫と迅速な除細動であるとされています。
 従来のA-B-Cの手順では、人工呼吸を行うために気道を確保し、感染防護具を等をを、用意している間に胸骨圧迫の開始が遅れることが多く、手順を C-A-Bに変更することで、胸骨圧迫がより早く開始され、喚起の遅れを最小限にすることが有効とされる。

【簡略化されたBLSのアルゴリズム】
 「息をしているのかを見て、聞いて、感じる」は、BLSアルゴリズムから削除されました。
・反応が無い成人が呼吸をしていないか正常な呼吸をしてい場合(死戦期呼吸)はCPRを行います。
救助者が1人の場合は、傷病者に対して30回の胸骨圧迫を行った後、気道を確保して2回の人口呼吸を行う。
*死戦期呼吸は説明が面倒なのでYouTubeで勉強してね。

此処で疑問に思うのは、ダイバーに対するレスキュー方法は、どう変わるのだろうか
レポートを読んでいると、気道確保や換気よりも一刻も早い胸骨圧迫が生命維持には重要と強調されている。
海上においては、どんなことをしても胸骨圧迫は難しいと思われ。
では、どのように対応すれば良いのか?
各指導団体では、CPRの教材は直していますが、かんじんのREDのテキストも基準も変えていません。今回2012年4月6日に日本安全潜水教育会(JCUE)で、水面におけるレスキュー方法について検討をすることになりました。いますぐには、今後のスキムを決めることは出来ないと思いますが、是非皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
ヾ( ̄o ̄;)(*゜▽゜)ノ
この記事へのコメント
投稿日時2012/04/05 23:44固定リンク編集削除
一般市民によるCPRにおいては、人工呼吸の優先度が下がりましたね。
人工呼吸に対する躊躇いにより、CPRが実施されないことを防ぐ目的です。
十分に訓練されていないと、人工呼吸が肺に入らずに胃に入ってしまい、嘔吐を引き起こし、また、気道確保に時間がかかるため、心臓マッサージで脳に血液を送る最低血圧60mmHgが確保されないという問題点もありました。

海上のダイバーには、胸骨を圧迫する心マは有効ではないため、人工呼吸が優先するという方向になるはずです。
ガイドライン2010においても、【溺者及び、小児はできる限り人工呼吸から始める】という旨の記載があるはずです。
小児においては、心原性による心停止は少ないこと、また、溺水による呼吸停止・心停止は低酸素状態・窒息状態が原因であり、水没による最も重要かつ有害な変化は低酸素症であるので、酸素化と換気、循環可能な限り早く回復させなければならないとしています。

そこで命題の海上のダイバーに対するCPRですが、私個人の意見としては、岸が近ければ早急に岸に引き上げ、すぐに人工呼吸からのCPRを実施すべきだと考えます。
それは、上記記載の通り、海の水面と言う安定しない場所において、適切な気道確保ができるか疑問だからです。
ここで時間を掛けて低酸素脳症を引き起こすよりも、速やかに岸に上げ、適切な気道確保からのCPRを行う方が救命率及び社会復帰率は高くなると考えます。(人工呼吸時に純酸素を10L/min以上で流せればなおさらヨシ)
一方、海上に訓練されたバイスタンダー(医療従事者などの熟練救助者)がいる場合や、岸まで曳航するのに非常に時間がかかる場合は水面で人工呼吸をしたほうが良いと思います。

しかしながら、今回のガイドライン2010を受け、EFRの講習では【水面での人工呼吸を実施しながら曳航せよ】となると思います。
それは、EFRの講習を受けた時点で、適切な気道確保ができるという考えに立つものであると同時に、すべきことをせずに救命できなかった場合の社会的責任及び救助者の自責の念の観点に基づくものだと思います。


先に書いた個人的見解は、一部で実施している現状のEFR講習が実践に対応できるレベルではないという私見に基づくものです。
EFR講習が、形だけのものでなく、受講者全員が水面における適切な気道確保と人工呼吸ができるようになれば、曳航しながらの人工呼吸がベストだと思います。
目の前の人を助けられなった時の悔しさたるや、今でも忘れることができません。
moguringのみなさんには、是非優秀な指導者の下で講習を受け、助かる命を助けることができる技術を身につけていただきたくお願い申し上げます。


ちなみに話は変わりますが、人工呼吸時の感染防護については、ノーバリア時における感染症リスクの増大に対するエビデンスがないことから、感染防護については消されました。
それでも、可能な限りバリアはすべきだと思います。
救助者が要救助者になってはいけませんからね!
投稿日時2012/04/06 00:33固定リンク編集削除
さーすが、さとぽん
今度講習会案内よろしくです
投稿日時2012/04/06 09:24固定リンク編集削除
さとぽん、その通りなのよ指でOK
確かに、溺水では低酸素症の持続時間が転帰を決定する重要な因子なので、溺水者に対して救助者が水面で呼気を吹き込む事は有効かも知れないが、一般人に陸上でも難しい気道確保が可能だろうかexclamation&question
救助者が足が付く状態で、頭部後屈顎先拳上方による気道確保は可能かも知れないが、不安定な水面で果たして、正しく気道確保が可能で有効な人工呼吸を行われるだろうかexclamation&question

とても難しい問題です。
溺水に関する用語の定義も統一されてない見たいですね。
ダイバーとして、考えられる状況を想定(妄想)して、一人ひとりが考えて、話し合うことが重要だと思います。

って、言うかexclamation さとぼんJCUEのダイバーのためのレスキュー基準作りに参加しなさいexclamation×2

携帯なので誤字脱字が多く読みにくくて申し訳ありません涙
投稿日時2012/04/08 11:35固定リンク編集削除
>だんちょーさん
先日、救急隊員及び消防職員が行うCPRの手順の通知が国か発出されましたので、一般市民が行うCPR手順を整理し次第お話できたらなと思いますわーい(嬉しい顔)

>773さん
様々なシチュエーションを想定して妄想(想定訓練)するのは大事ですね!
仕事柄、蘇生するのは大前提で、要救助者が社会復帰できるCPRを行わねばならぬと思っています。

溺水者が引き上げられてきてCPRをするとき、773さんの酸素ボンベの高濃度酸素をビニール袋に溜め、その酸素を吸ってから人工呼吸すれば血中酸素飽和濃度は著しく改善されると考えますひらめき

「訓練は実戦のように、実戦は訓練のように」
どんな状況下でも、落ち着いて適切な活動できるように、ジャンジャン妄想して行ければいいですね!

>JCUEのダイバーのためのレスキュー基準作り
未熟者ですが、何かお役に立てることがあれば、お手伝いしたいなと思います手(グー)
投稿日時2012/04/11 18:55固定リンク編集削除
流石リアルレスキュー隊員さとぽん!!
今度ご指南下さいまし〜

そして773師匠、私のレスキューされる為の講習も
そろそろお願いしたい所存でございますひらめき

今年1月に小田原で開かれた減圧症セミナーで、
我らが九州支部長ムッシュ氏もこのテーマに対して
水難救助現場ではどのように対応すべきか?
と同様の疑問をぶつけてましたね目

このセミナー時の私のメモをみると・・・

◆心肺停止から蘇生処置までの経過時間と生存率は反比例
 心肺停止から1〜3分で蘇生処置が出来た場合の生存率は75%
 心肺停止から5分以上経過してからの場合の生存率は25%
◆脳のダメージは心肺停止からの経過時間に比例する
 心肺停止から何らかの蘇生処置をしなかった場合、
 酸素不足で脳がダメージを受け始めるのは約3〜4分、
 10分以上経過すると社会復帰は難しい。
◆心停止から5分以内の蘇生処置が勝負
◆陸への引き上げは早ければ早いほど良い

Hands-Only CPR は心原性心肺停止の場合に有効、
呼吸原性の心停止・溺水の場合は人工呼吸が優先、という説も。

水中または水面で反応のないダイバーを見たとき、
心原性心肺停止なのか呼吸原性心肺停止なのか、
すぐに判断できるものなのでしょうか?

いずれにせよ私のようなへタレダイバーの場合、
レスキュー呼吸を優先してモタモタするより、
とりあえず浮力確保したら気道確保(もどき?)して
マスクも外さずにレギュのパージボタン押しながら
陸まで引き上げた方がいいでない?と思うのですが・・・

ところでこの『Hands-Only CPR』のデモ映像、
超ウケます!ご存知ない方は是非ご覧下さいまし!
1分間に100回の圧迫テンポとは"Stayin' Alive"のリズムです〜るんるん
http://www.youtube.com/watch?v=n5hP4DIBCEE&feature=youtube_gdata_player

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